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陶芸作家 櫻井理人


櫻井理人
櫻井理人(さくらいまさと)
【陶暦】
1971年 東京に生まれる
1993年 武蔵野美術大学造形学部
工芸工業デザイン学科卒業
食器メーカーデザイン課に勤務
1996年 食器メーカー退職
佐賀県立有田窯業大学に入学
1998年 有田窯業大学を卒業
佐賀県山内町、辻修氏に師事
第5回日清どんぶりめんばち大賞入選
2000年 埼玉県小川町に築窯
川越「陶舗やまわ」常設展示
やまわ蔵部陶芸教室講師
磁器という素材、染付という表現の
可能性を試していきたい

学生時代、サークルで陶芸を始めたのが最初です。その陶芸サークルに入る前は、やきものに敷居の高そうな近寄り難いイメージがあったのですが、初めてろくろを回して、形がなんとかできるようになった時、「世の中にこんなにおもしろいものがあったのか」と思いました。

土は、天草陶石の磁器土です。同じ天草でも質の違うものを試して用途によって使い分けたり、ごく希(まれ)に土を混ぜて質感を変えたりしています。

土は菊練りをしますが、磁器はこれと少し違った練り方をします。九州では「菊もみ」、関東では「たにし練り」といった呼び方をし、それをろくろ成形やタタラ成形で作っていくのが主です。磁器は成形の時乾燥で割れやすく難しいです。

窯は、ガス窯にて還元焔焼成です。

私の作品は、染付(白地の磁器胎に青色の絵具⇒呉須にて絵付したもの)での制作、表現が主体です。やきものといってもその分野はいろいろですが、実際に体験したり、見たり、聴いたりして、染付を選びました。それがやきものの全てなんて大げさには思いませんが、やはり良いなと思います。釉や素地、焚き方、絵具 調合などをオリジナルにして、磁器という素材、染付という表現の可能性を試していきたいと思います。焼シメや民陶調のものなども私は大好きです。日常生活の中である時ふとそれが貴重なものであると気づく器、そんな仕事ができたら幸いです。

江戸時代の染付の骨董品には、理屈抜きの魅力があると思います。昔の絵柄のコピーをすることにより釉のツヤ、素地の色、タッチなどをうまく自分のものにして、今の時代に合ったオリジナルのおもしろい作品ができればいいなと思っています。


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